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円城塔の「祖母の記録」

  師走より、一年越しで書いている。

  人物は三十前後の三人。


  柴田元幸編集『短篇集』の、円城塔の「祖母の記録」がよかった。
  しなやかな言葉使い、シュールな場面のつながり。

  この本、著者の一人に、同郷のご両親のお嬢さん(だという)柴崎友香さんが
入っているので、それにもちろん、編者が柴田元幸氏なので、図書館で借りてみた。
  →転居のあたふたにまぎれて紛失。→取り寄せて読む、というしだい。




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迎春

本年も
どうかよろしく
お願い申し上げます。

暮れより延々の転居中。
住所も同じ別の家なので、
楽なような厳しいような。



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歩かない日々

 パソコンに向かっているとついつい時間が経っている。

 せめて、一日30分は上り下りの路を歩こうと。

 今日は、50分ほど!

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喉風邪

熱の出ないかるい喉風邪だと思っていたら長引いて、帰省がのびのびに。

本日、横浜から夜行バスでやっと始動。
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『灯台守の話』

  イギリスの作家ジャネット・ウインターソンJeanette Wintersonの『灯台守の話』
岸本佐知子訳白水社、を借りてきて読み始める。面白くてやめられない。.

  書き出しは「母さんはわたしをシルバーと名づけた。わたしの体は銀と海賊でできて
いる。」

  『オレンジだけが果物じゃない』Oranges Are Not the Only Fruit, 1985年 岸本佐知子訳
(国書刊行会) を読んでファンになった。

http://www.jeanettewinterson.com/

ホームページはめったに見てません。
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草間彌生&神楽坂

 東京へはめったに出ないが、きのうは早足で歩きまわった。
 草間彌生作品はニューヨークのMoMAで数点、昨年の瀬戸内海・直島の巨大パンプキン二つと、
今回のみ。60年代の会場はせまい空間の3階ぶんを使用。午後4時すぎ、若い子たちが数人いる。
 彼女の自伝『無限の網』(作品社)からの引文用が案内役。壁いっぱいに大きな作品がかかって
いるのもなかなか。
 写真で知っているものも多いが、小船いっぱいのさなぎのような真っ白オブジェと、腰かけている
ご本人らしき裸の背中、が良かった。〝〟60年代の草間のアートに着目したもの〟だそうで、裸の
アーティストたちがいっぱいの出てくる映像も複数写されていて、映像だからかほほえましい。

 その後、地下鉄で神楽坂へ。南北線B3出口を上がると「ぺこちゃん」の脇に出た。
 先月25日には二十歳の頃の同級生とJRのほうで待ち合わせて、坂の途中で昼食。きのうは歌の
人たち二人と鶏鍋を。
 矢来町にはずっと以前、小説が縁で知り合ったご夫婦が住んでらして、ときどき泊めてもらっていた。
お子さんも成長し、ご夫婦も越されてしまい、神楽坂はいつのまにかフランス料理店目白押しの街
になっている。
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コンサート二つ

 9月、市内でザルツブルクのモーツァルテウム管弦楽団Das Mozarteum
Orchester Salzburgのモーツアルトを聴いた。
 さすがに躍動感いっぱいの演奏に、満席の客のからだがリズムを刻んでいる
ように見えた。
 それにしても交響曲40番、あの美しい出だしの一楽章と、三楽章が同じ曲
とはどうしても思えない。 

 昨日は、同じ会場の似たような席でブルックナーのシンフォニー1番を聴いた。
演奏はN響で、鎌倉市まで来てくれたのだ。
 たぶん、東京までは行きにくい老婦人たちも、杖をつきつき3階席まで登って
いく。年寄りの多い町なのにここにはエレベーターがない。

 指揮は井上義道氏、コンサートマスターは篠崎史紀氏。
 四楽章あるなかの第二楽章が、捉えどころのなく、謎かけのように思えて頭に
残る。作曲家の意図などまったくわからない。こちらの想像力不足なのだろう。



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Siri Hustvedt『目かくし』 斎藤 英治 訳

  『ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』のインタビューCDを聞き
ながら、シリ・ハストヴェットの連作長篇『目かくし』を読む。
 著者の声を聞きながら、読むというのはめったにないこと!

 たまに描写が念入り過ぎて疲れるところもあるが、 P63の, 自分の写真を見せ
られるところが面白い。

「それは全身の写真ではなかった。胸から下が切る取られており、伸ばした腕も
肘のところで切断されていた。…顔全体は、一つには照明が薄暗いためだが、同時に
馬鹿げた表情を浮かべているために、明瞭さを欠いている。…わたしはこんな顔じゃ
ない、と思った。」
そして、「見なれない柔らかな表情に変わっていた」恋人は、「ゆっくりと首を上下に
振った。」
彼は「実に素晴らしいよ」と言い、その後写真は物議を醸すことになる。

P232で、<わたし>が「ラプンツェル」の物語のラストを思い出す場面が出てきてた
のには驚いた! 

でも白水社の本なのに、四分の三読んで三つも誤植に出会ったのは残念。


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感受性とやさしさ

 中学時代の英語のM先生から、今度は詳しい読後感を頂いた。
 二十歳で赴任されたとき、先生は、おとなの世界を見聞きして、私の町の
女性たちの強くたくましいことに驚いた、とも書かれてある。
 東京の短大を出たばかりの先生は、少女の私から見れば、おしゃれで闊達で、
知的な都会の女性だった。

 二通の手紙をもらって、先生の情熱は今も変わらないあふれる感受性にある
ことを改めて思った。創作や評伝もされながら、一貫して先生業をなさっている
のももっともで、国内外で出会った人たち、景色、出来事に向ける感性には惜し
みない新鮮なやさしさがある。

 この秋はお会いできるかもしれないと思うと、気持ちが弾みます。

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作家の〝夫〟

 鎌倉で生まれ育ったという、渋澤龍彦氏夫人からもお葉書をいただいた。
「美しいご本で、「選定図書」にも選ばれた由、おめでとうございます。……早速、
『ラプンツェルや、ラプンツェル』を読ませていただきました。……、作家の〝夫〟も
大変だなと思いました。…」

 澁澤夫人に比べれば、四年足らずの結婚なので苦労ともいえない私であるし、
相手がまた、作家といっても卵のようなものだった前田隆之介なのだから、これまた
恐縮してしまいます。
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読後感

 亡夫の中学時代からの仲良し藤原正彦氏が、『ラプンツェルや、ラプンツェル』の、
「〝告別〟が目に止まり、……小学校で母親(*小1で父親も)を亡くして以来ずっと
淋しそうな面影を宿していた彼が、最期にこんな苦しみまで味わう なんて、……
一気に読みましたから筆力も確かなものと思いました」と 書いてきてくれた。

 藤原さんとは、彼の父上新田次郎氏とわたしの子どもたちがうすい血縁 関係でもあり、
ラジオで耳にしたりするたびに、なんとなく親しみを 感じている。

 「退職後のほうがずっとと忙しくなってしまって」いるそうなのに、恐縮です。
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中学時代の恩師から

 中学時代、ご近所に下宿されていた才気煥発、魅力的な英語の先生から長い
手紙をいただいた。
 彼女は、短大の教師もし、小説も書き、「潮賞」など取られている。
 最近は絵本作家ヴァージニア・リー・バートンについてのことばかり書いてらっしゃる
そうで、抜き刷りも同封してくださった。

 じつは数年前、たぶん、古いご住所に出した賀状が戻ってきてしまい、勝手なもので、
こちらが迷子になってしまった気がして、そのままお便りも差し上げずにいた。
 で、今回、思い切って別のご住所にDMをお送りしてみると、すぐさまお返事をくださっ
たというしだい。

 二、三日ちゅうに時間がたっぷりできるようになるので、バートンのこと、じっくり
読ませてもらいましょう。
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第2878回「選定図書速報」の№136

 作品社より、第2878回「選定図書速報」という刷り物が送られてきた。ただし、p10のみ。

 これは日本図書館協会がやっている図書館向けのおススメ本リストのようで、136番目に
我が『ラプンツェルや、ラプンツェル』が載っている!

ssssrapunのコピー.jpg

 もちろん初めてのことなのであたりを見まわすと、№138に瀬戸内寂聴『生ききる。』が。
№140に阿部和重『和子の部屋』、№141に石原慎太郎『新・堕落論』が並んでいる。


 売れ行きにじゅうぶん反映される!、とは、出版畑の友人の言。
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お葉書たくさん

 『ラプンツェルや、』の短篇をいくつか読んでくれ、お葉書までくださる方が何人も。
 半分の5篇は発表ずみなので、再読してくれた方もいて、二回分の感想を書いてくれて
いたりする。

 沖潤子さんのカバーの「作品」をほめてくれる方は多くて、でも残念ながらこの小品には
もう会えない。
 先日の、潤子さんの個展で人手に渡ってしまったのです。
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納涼会

 土曜日、地元ペンクラブの納涼会が。

 二年ぶりにお邪魔して、知人や役員の方々に『ラプンツェルや、ラプンツェル』のダイレクト
メールを差し出す。

 残念なことに、友人の参加はなく、みんなどこ行ってしまったの?


 でも、会場近くの〝たらば書房〟で買って読んでくれてる方もいた!

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『ラプンツェルや、ラプンツェル』の評判

 京都でも妹の知人・友人がたくさん読んでくれているよう。
 ↓

 〝ロシア語の先生42歳女性は、「小説家の文章は3Dだと」。〟

そして、〝いたく感動した〟とのこと。


 ロシアカフェをやってる若い女性は、
〝ドキドキしながら読んで〟、
すっかり読み終わったのだそう!


 この本なぜか、PRは男性たちによって、読み手は女性の方が
圧倒的に多い気がします。



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「讀賣新聞」朝刊に

 短篇集『ラプンツェルや、ラプンツェル』、7月13日版元さんが「讀賣新聞」朝刊に
広告を打ってくれていた。↓

   「…恵まれた生活を捨て選んだ修羅の道。女の性(サガ)
  の怖さと儚さを描く注目作!【坂上弘氏推薦】¥1680円」
 ↓

  末木利文著『私の花伝書』¥2100円と、ドゥテュランス/田中訓子訳『ヨーロッパ
紋切型小事典』¥1890円と一緒に。
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短篇小説集『ラプンツェルや、ラプンツェル』

 おかげさまで、7月8日、
短篇小説集『ラプンツェルや、ラプンツェル』を
作品社から出していただきました。


ss110722rapun.jpg 

よろしくお願い申し上げます。

http://woky-shoten.cocolog-nifty.com/blog/

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ニコルソン・ベーカー 岸本佐知子訳「柿右衛門の器」

  ひさしぶりに、図書館とAmazon.comで仕入れた本を数冊ひろげてながめる至福の時間。
 
 まずは、岸本佐知子編訳『変愛小説集』講談社。
 タイトルに惹かれて、「柿右衛門の器」を。
 ニコルソン・ベーカーのものは、岸本佐知子訳『フェルマータ』を数ページで放り出したまま
だった。

 ボーンチャイナの大元らしい「牛の骨を混ぜ込んだ磁器造り」がきっかけで結婚することに
なる若い人たちの話。
 詳細な観察がゆかいな部分と、うまい省略で運ぶ年月が見事に交錯していく。


  もう一つ。ゆうべ寄った贔屓のカフェで、ご主人がいよいよ空間デザインのコラボ企画に
乗り出す気になったという。
 待ってました、NYへでもどこでも出てってくれ!と、声援しきり。

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治りました

腰キくっ、は三日で完治。

キックリ程度でしたので。


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